飛魚

中島裕翔くんのファンです

私のアイドル論

ジャニーズ楽曲大賞2008の投票結果が出たということで、私自身は投票してないのですが興味深く拝見しました。

当たり前のことなんですけど、やっぱりみんな、自分が好きなグループが一番なんですね。

これの何が面白いかというと、やはりコメントです。それぞれのグループのファンがどこをどう好きなのかがわかるところ。そのグループの魅力を教えてくれるところ。自分が何気なく見過ごしていたグループ達に新しい視点を加えてくれます。

全てのバナナは果物だけど、全ての果物はバナナではありません。そういうことを考えると、「ジャニーズ」っていうくくりにどういう意味があるんだろう?と思っていました。嵐はジャニーズだけど、全てのジャニーズグループが嵐みたいなわけじゃない。それぞれのグループに違った良さがある、でもそれはジャニーズに限ったことじゃないんじゃない?

そういう考えが覆されたのは、ジャニーズの特徴に気がついたからです。その特徴は「アイドル事務所であること」当然のことなんですが、このアイドル、というものが実に特殊な存在なんですね。

私はアイドルというのは、メディアに露出する部分だけあればよくて、だからそれぞれのキャラクターは至極単純でいいと思っています。わかりやすいこと、その様式美。ダイノジの大谷さんが、「嵐はバランスがとれていて、その五角形が美しいから目をひく」という分析をしていました。

宿題くんに南明奈さんが来たとき、大野くんはサザエさんで言うタラちゃん、翔くんはリーダーっぽい、…などといわれてましたね。でも、そういう風に、わかりやすいキャラクターがあること。それが嵐の大きな武器じゃないかなと思います。アイドルならそれでいい、と。

それでもやっぱり人間ですから、アイドルの彼を知れば知るほど、簡素化された「アイドル」用のキャラクターに意外な一面が加えられます。そして「アイドル」が「人間」になる。08年の嵐の飛躍は、「ぼーっとしている」リーダーが個展をやるくらい芸術に関心が高いこと、演技もなかなか出来ること、という一面が広く知られることとなったのも大きな一因だと思います。

「アイドル」な彼の深みを知ってますます好きになり、彼を見るときに否応なく目にする同グループの違うメンバーに愛着が湧き、メンバー同士の関係性や積み重ねてきた歴史を知って、グループそのものが好きになる。その過程が楽しいのと、次々に新しい情報や楽曲が供給されるから、ジャニーズファンはやめられないのかな。

……やばい、着地点を見失った。う~ん、メリークリスマス!