飛魚

中島裕翔くんのファンです

映画『黄色い涙』

5人で映画かドラマをやるなら、とこの前バイト中に妄想していました。

傾きかけたホストクラブの経営を、グループ会社の社長である父から任された若手サラリーマン(翔くん)。冷静で有能な補佐(二宮くん)と共に立て直しをします。だけどそこは経営難ながらポリシーを持って運営しているホストクラブ。No.1ホスト(松本くん)はそのポリシーを知らず、大学で習った一般的な経営をしようとする翔くんと、冷徹で全てにおいて営利を優先する二宮くんに反発、そして対立をします。松本くんはバーテン(相葉くん)を説き伏せて翔くん・二宮くんを追い出そうとしますが、説得に失敗。上の決定に従うのも大事だ、その中で自分が何をやるかだ、と逆に諭されてしまいます。荒れる松本くん。一方で店はどんどん様変わりしていきます。自分が出来ることなんて何もない、と悔しさに歯噛みする松本くんを横目に、バーテン相葉くんは今までホストクラブのマネージメントをしていた大野くんと翔くんを引き合わせ、話し合いをさせます。

無理な設定の妄想より仕事しろよって感じ。そしてリーマン姿の二宮くん、バーテン姿の相葉くん、ホスト姿の松本くんが観たいだけってのがまるわかりですね。バーテンは二宮くんでもいいなあ。

でも今日考えが変わりました。5人で映画やドラマをやるなら、やっぱり同窓会的な、「昔からの仲間」感が出るものがいいです。「人にやさしく」的な、5人暮らしの家に突然子供があらわれて!?みたいなの。ファイブピースは…ただのパーだね。あのドラマがやってたころは、多くの子が「スリーピース」を携帯の待ちうけ画面にしてたなぁ。

映画『黄色い涙』をいまさら観ました。

『青の炎』が観たくてTSUTAYAに行ったものの貸し出し中だったので、ドラマ『優しい時間』第1巻と一緒にレンタルしてきました。128分間じっとしていられないだろうから、卒論やりながらPCでなんとなく観るか~と思っていたのですが、卒論を1文字も書くことなく、なんとなく目が離せないままエンドロール。

正直人におすすめはしませんけど、思っていたより好きです。

犬童一心監督のウデでしょうが、映画全体に流れる穏やかな空気がすごく良かった。「こういう人生を送った人たちが東京にいた。それだけ」という、淡々とした、というよりは、ちくたく、と時計の針が規則正しく時を刻んでいるような映画でした。